インタビュー
INTERVIEW

Vol.1
”新しい診断薬”への
チャレンジ
氏名:T.S
- 入社年 :
- 2017年
- 所属部署:
- 研究開発本部
現在の仕事内容を教えてください。
新規事業の創出に向けた活動をしております。
- 新規検査法の基礎研究 科学技術の進歩は、これまで診療が難しかった疾患に、解決を与えることがあります。将来の医療に適応・貢献するため、現在私は、新しい検査法の開発に取り組んでいます。
- 新規共同研究の提案、実施 新しい検査法の開発や価値を確かめるために、研究機関や病院の先生方と共同研究を実施することがあります。現在私は、先生方と共同研究を計画し、協力して臨床研究に取り組んでいます。
- 調査・広告活動 これまでの検査の課題や自社の検査法の可能性を知るためには、学会などでの調査活動が必要です。論文調査、学会聴講、先生方との面談など、様々な方法で調査活動に取り組んでいます。また自社の新しい検査法を、業界で広めるために、特許出願、学会発表、論文投稿など、様々な方法でアピールする活動に取り組んでいます。
1日のスケジュールを教えてください。
8:00~8:30
- 業務開始
~9:00
- メール確認
~12:00
- 実験や調査、各種調整(実験準備・データ解析、打ち合わせ準備、資料作成)
~13:00
- 昼休み
~15:00
- 実験や調査、各種調整(実験準備・データ解析、打ち合わせ準備、資料作成)
~16:00
- 打ち合わせ
~17:00
- 各種調整(実験準備・データ解析、打ち合わせ準備、資料作成)
~19:00
- 調整が終了次第退社
入社を決めたきっかけを教えてください。
大学生の頃から、これからの医療のための新しい診断薬の開発に取り組みたい、と思っていました。大学では、検査のための新しい素材の研究に取り組んでいたところ、当社も同様の素材の研究に取り組んでいることを知り、興味を持ちました。
そして当社が「脂質領域のパイオニア」として業界を切り拓いてきたこと、医薬品と治療の架け橋となる「コンパニオン診断薬」に取り組んでいたこと、「新しい検査の研究開発」に取り組んでいたことを知り、当社への入社を志望しました。
また研究所のある三島の環境が、魅力的だったことも、入社を決めたきっかけのひとつです。
仕事のやりがい、または成功体験を教えてください。
研究開発職の醍醐味は、自分が想像したことを、製品にできること。そして、その道のりの中で様々な経験を得られることだと思っています。
診断薬企業の研究開発というと、新しい診断薬を作ることが思い浮かぶかもしれませんが、自社製品の性能改良や品質向上など、様々な研究開発テーマがあります。
ある時、私は品質が不安定な製品の品質向上に取り組んでいました。
品質が不安定な製品サンプルの情報を入手し、一つずつ仮説検証を行い、解決まであと一歩というところまで検証が進みました。しかし、あと一歩が中々見つかりません。
製造、品質検査、調達など様々な部署と協力しながら、最後はなんと“研究開発の新入社員”のひらめきがヒントになり、問題発生のメカニズムを解明、解決ができました。
同じ目線に立ち、お互いの想像したことを丁寧に共有することで、1人では解決できないことも解決できるのだと身を持って実感できた出来事でした。
会社の良いところ、好きなところを教えてください。
- ①チャレンジできる環境
-
私の上司は、新入社員の私でも「新しい研究のテーマを提案すること」を業務の一環として捉えていただけました。また、どう新しい研究を進めればいいのかを、社内外と調整を行いながら、見本を示していただきました。
また「診断薬を通して医療に貢献する」という同じ目標を持った同僚の成果を日々感じることができるので、良い刺激となりチャレンジを後押ししてくれます。
②透明性- 関連部署の方と日々連携をするのでお互いの顔を知ることができます。それによって自分が担当する事業の全体状況も把握できるので、担当者として役割を持ちやすく、透明性があります。
③職場環境- フレックスタイム制度や在宅勤務制度など、就業時間の融通が効く点は、プライベートとのバランスを取る上でとても役に立っています。また研究所がある三島は、海と山に囲まれながら、東京にもアクセスが良く、趣味や遊びが捗る点も気に入っています。
仕事で大切にしていることを教えてください。
キーワードは「プロ意識」・「協調性」・「情熱」です。
「プロ意識」:
企業の研究員は、様々な場面で期待される役割が異なります。例えば、社内ではある製品のプロですが、社外では診断薬開発のプロになります。お互いの役割を認識し、期待に応えようとする姿勢が大切だと思います。そこで、理解するために努力することを怠らないように、意識しています。
「協調性」:
企業の研究員は、様々な方と協力しながら業務を進める性質上、協調性が求められる場面があります。その際、相手と自身の主張や役割に対し誠実に向き合うことを意識しています。
「情熱」:
情熱は「プロ意識」と「協調性」の原動力です。情熱は伝播するので、可能な範囲で共有することを意識しています。共同研究先の医師の中に、自身の夢をメンバーにプレゼンする方がいらっしゃいました。その医師が語る夢は魅力的で、私もその役に立ちたいと思いました。今では私の原動力の一部です。
会社での今後の夢、目標を教えてください。
入社時から私の夢は変わらず『がんの領域で新しい診断薬を開発し、患者さんとご家族が安心して歩むことに貢献すること』です。
入社してから、自社製品の改良や新しい検査法の開発に従事する中で、実際に製品を世に出すことの難しさを痛感しています。同時に、少しずつ夢までの道のりが見え隠れし始めたような気がしています。
今の目標は、現在担当している新しい検査法の開発テーマの中で、共同研究を完遂し、新しい診断薬をどういう形で世に送り出せるかの経験を得ることです。将来、がんの領域でもその経験を活かし、夢に向かうことができればと思っています。
また学会発表や論文投稿は、自社の業界での存在をアピールし、社外の方と関係を構築できる機会なので、そのような研究成果を挙げることが目標です。同じ目標に向かって、お互いに期待し助け合える関係を作りたいと思っています。
インタビュー一覧
-
”新しい診断薬”へのチャレンジ
- 研究開発本部
- T.S
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素直に、誠実に、お客様へ届ける
- 研究開発本部
- H.I
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「診断薬」を開発、上市するということ
育休・復職、海外など続くチャレンジ- 研究開発本部
- M.S
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確かな技術を支える、分析・データ
- クオリティマネジメント部
- C.E
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医療現場の安心・安全を支えるということ
- 製造部
- T.T
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働きやすさも魅力の一つ
最大の魅力はキヤノンメディカルダイアグノスティックスの『人』- 営業部
- S.W
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一人でも多くの患者さんに貢献したい
- 営業部
- Y.M
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”等身大の自分”で、素直に、正直に。
- 営業部
- S.N
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一番大切なこと、やりがい感じること、すべては”信頼”から
- CR推進部
- D.Y
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一国を支える、グローバル展開
- 海外事業推進部
- A.Y