インタビュー

INTERVIEW

H.I""

Vol.2

素直に、誠実に、
お客様へ届ける

氏名:H.I

入社年 :
2022年
所属部署:
研究開発本部

現在の仕事内容を教えてください。

H.I

入社当初から現在まで、大腸がんスクリーニングのための便潜血検査に関する試薬開発業務に従事してきました。具体的には性能評価データの取得・解析や文書作成、製品上市後のフォロー業務など行っています。
さらに1年前から、便潜血検査に使用する採便器の開発業務に携わり、採便器試作品の性能評価も行っています。
少しユニークな仕事としては、特技(イラストを描くこと)を生かしたデザインを創作し、これが新製品に採用されました。

1日のスケジュールを教えてください。

8:00
業務開始
8:00
スケジュール、メール確認
9:00
実験
12:00
昼休み
13:00
実験(続き)
15:00
データ整理、文書作成
16:00
メーカーとの打ち合わせ
18:00
業務終了、帰宅

入社を決めたきっかけを教えてください。

H.I

学生時代は分子生物学や放射線生物学などの講義を履修しておりました。DNAの突然変異やがん、遺伝性疾患について学んでいくうちに、漠然と将来は医療やバイオに関連する研究をしたいと考えていました。
研究室では実験動物に生じたがんを用いてDNA解析を行っておりました。実習先での動物飼育作業の際、小さな体に大きな腫瘍ができて苦しそうにしているマウスを見る機会が多くありました。さらに、修士課程の2年間が新型コロナウイルス感染症の流行と重なり、以前よりも検査に関する話題が身近に感じられるようになりました。
これらの体験から、病気になったり悪化したりする前に異常を発見して治療につなげることができる健康診断・検査の重要さを改めて実感し、診断薬の分野に魅力を感じ始めました。 また、診断薬だけでなく診断機器の開発・販売も行う試薬機器一体型のメーカーであるという点が、体外診断機器を含む複数の機器と試薬を駆使して実験をしていた私との親和性を感じ、より当社に関心を持つきっかけとなりました。

仕事のやりがい、または成功体験を教えてください。

入社してチームに配属された当初、私が担当した診断薬は開発の初期段階でしたが、やがて開発におけるメインの業務が完了し、会社のホームページに製品として名称が載っているところを見たときに、入社以来ともにステップアップしてきた診断薬をついにお披露目できたという達成感がありました。
製品開発から上市までの流れを経験したことで、それぞれのステージにおいて必要な成果物や、ステージ間でのつながりについて理解できました。その後の設計変更や海外上市に向けた対応業務でも、過去に行ってきた内容、作成した文書等の入社からの経験を活かしながら業務に従事しております。

会社の良いところ、好きなところを教えてください。

H.I

さまざまなバックグラウンドをもつ社員が在籍しているところです。私自身、生物学に関する分野の出身ですが、研究開発職の中でも、臨床検査を専門に学んだ社員や、医学・薬学系、化学系、さらに機器(ソフトウェア、ハードウェア)専門の社員など、さまざまな背景を持つ社員がおり、実験室やミーティングなどで自分にはない技術や知識を目にしてはわくわくします。
また、学生実験でほんの少しだけ診断薬を触ったことがある程度の知識レベルで入社しましたが、入社後の研修や配属先でのOJT教育などで基礎的な内容を学ぶことができるため、これまでに診断薬との関わりがなくてもあまり心配いりません。

仕事で大切にしていることを教えてください。

自分の仕事に対して素直・誠実であること、自分以外の意見に耳を傾けることなどを大切にしています。
具体的には、一度起こしたミスや指摘されたことを繰り返すことがないよう自分なりに対策を講じたり、過去に行ったことがある内容の仕事であっても、自分自身やその後工程の仕事を担当する関連部署の社員がよりスムーズに業務を行えるように工夫できることがあるか考えたりしています。 また、取得したデータに対して気になる点があった際などに、よく一人で考えてしまい行き詰まることが多かったのですが、周囲の方々を巻き込んで意見をもらったり、過去に似たような事例がなかったか確認するように意識しています。

会社での今後の夢、目標を教えてください。

H.I

まずは現在進行中の担当業務を完遂して、無事に製品をお客様のもとに届けられるようにすることが直近の目標です。
私はまだ検査室などへの訪問経験がなく、開発に携わった製品が実際にお客様のもとで使用されているところを見たことがないため、いつか自分の目で見に行ったり、お客様の生の声を聞いたりすることで、製品を今よりさらに使いやすくするためのヒントが得られたらよいと思います。
また、最近は海外メーカーのオンラインミーティングなどに出席していますが、知識や英語力の不足を毎回感じているため、レベルアップ目指して勉強しているところです。

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